2012年10月18日木曜日
日本での海外文化&消費が増えていくのと同じように、世界各地でも日本文化&消費が増える可能性は広がる
→今の世の中を考えると、昔と比べて海外文化的商品・サービスが身近に普及して、その分日本文化的商品・サービスの需要が減ってるように思います(代替え消費されている)。
例えば結婚式だって、昔は神前式や仏前式が主流(古い形式の人前式もアリ)だったのが、今では教会式や洋風人前式の方が主流派な感じ。婚礼料理や引出物でも日本古来なものよりも洋風がどんどん増えてます(日本由来なものを選ぶ人は、より専門化)。
お菓子でも和菓子や羊羹等が多かったのが、洋風ケーキやアジア系スイーツなんてのがコンビニでも並んでいます。サービス分野でもタイ式マッサージや英国式なんてのもありますし、イベント的にはハロウィンやクリスマスというのも一般化してます。
海外文化商品が普及する背景には海外の情報がメディアを通じて国内に浸透してるということもありますが、知ることで「より自分に合う商品・サービスを原産地関係なく求める」「同じ地域に住んでいても、衣食住の好みが全て違ってくる」傾向が高まってるのかもしれません。
ある意味 消費のグローバル化が進んでるのですが、これに逆らって「販売・消費の鎖国化」を推進していくと、「情報は知ってるのに消費出来ない状態」「海外で増えている消費需要を見過ごす」ことになりそうです。
消費のグローバル化(情報が普及して嗜好も多様化し、それに応じて国内文化よりも海外文化を優先しだす)を拒否・批判するのでなく、肯定して逆に海外に打って出る方が「日本文化的商品・サービス」も売れるように思います。
あと「海外文化的商品・サービス」も、今以上の細分化が進んでいくので、よりニッチなものを輸入販売していくと、大手が輸入販売してる商品・サービスに飽きた客層に対してのカテゴリーキラー(大手の総合よりも、付加価値と収益性が高い)になれそうです。
★この先の消費傾向を考えていくと「日本人だから日本のものを消費する」というよりは「日本文化(又は海外文化)が好きだから消費する(日本人or外国人)」というグローバル客層が世界的に増えていく感じですね。
http://bit.ly/QuYezG
>「グローバル化」というものの特徴のひとつは、やはり文化の均質化である。
例えば、どこに行ってもスターバックスのコーヒーが飲めるという状況だ。
海外では「Starbuckzation/スタバ化」という言葉まで生まれている。
>かつて、長野県でスターバックスの誘致の署名運動があった。5000名の署名をもとに2003年に長野市に同県の1号店がオープンし、その初日の売上が世界記録だったというニュースがあった。
>スターバックスがあることが文化的生活のシンボルであると考え、地域が文化的に遅れているからスターバックスを誘致しなければならないので署名活動という住民アクションが起きた。