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2012年10月15日月曜日

モノよりもヒトに顧客が付く商売って大手とは競合回避出来るけど地元内での新陳代謝が激しい


→最近地元に新しい飲食店が凄く増えてます。特に居抜き物件を活用した小規模店舗。

 大手チェーンの飲食店も増えてるのに、何故こんなに増えるんだろうと不思議に思っていたのですが、もしかしたら中規模店舗は大手チェーンとの競争に巻き込まれますが、小規模店舗は客層(来店用途)が異なるのかもしれません。
 
 美容室でも大手チェーンは増えてますが、個人店舗は逆に増えてますから、商品・サービスの価格や利便性が主体な客層ほど大手チェーンが有利になり、個人店舗は店舗スタッフの魅力が主体なので競合はしにくいとか?
 ※商圏人口が少ないほど、商品の品質がマニアック過ぎても伝わらない客層が増えるので、店舗スタッフの魅力(好き嫌い)の方が差異化になる
 
 ただ店舗スタッフの魅力が主体なほど、年月が経つと対象客層との乖離が激しくなったり、既存客が高齢化したことで来店頻度が少なくなっていくなんてデメリットもあります。
 また小規模な分、開業の敷居が低いため新興店舗が出てくる確率は高く、最近では衰退業種オーナー(建設業や工場関連業)が既存店舗スタッフをスカウトして同業店舗を同一商圏内に開業するなんてことも増えてる感じ。
 
 中規模店舗の場合だと、商売的には大手チェーンとの競争が激化し、既存スタッフは待遇悪化を懸念して独立(又はスカウト)に乗りやすいなんてことが多く、小規模店舗は大手チェーンと競合しなくても中規模店舗から移行してきた新規事業者がどんどん増えて競争激化していきます。
 
 苦しくなって閉店した小規模店舗は居抜き物件として次に開業するには低コストですから、新しい店舗への新陳代謝は「商品力や規制・特許等で差異化できる分野」以上のスピードです。
 新陳代謝が早いのって大変ではありますが、その分「業界経験が長くなくても開業して顧客確保が出来る可能性も高い」のは他分野と比べてメリットかもしれません。
 
 他分野で似てるものとして考えると「スポーツ選手」が似てる感じがします。
 スポーツ選手は「技能☓体力」ですが、小規模店舗だと「技能☓対話力」が魅力みたい。
 高齢になれば競技やマウンドに出れない選手が増えるように、店舗スタッフでも20~30代は活躍出来ても、高齢化すると新規客層が新鮮味&若いスタッフのいる店舗に流れるなんてことはありそうです。
 ※体力や対話力を高齢化しても維持出来る店舗スタッフって凄く少ない


※対話力ってソーシャルだけでなく、来店客への対応においても重要な感じ(商品・サービスの魅力を倍増させる)
http://bit.ly/WiyFqT
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