2012年10月24日水曜日
同じ志向性の人達だけの限定コミュニティがソーシャル上に出来てブロック経済化する未来
ネット交流が普及した先には、人種や国家の枠組みを超えた「同じ嗜好同士が繋がる時間や距離を超越した場所」が出来るんじゃないかと思います。
本来紛争やイジメって「異なる嗜好の人達が同じ場所に存在する」ことによって起こる可能性が高いので、異なる嗜好が衝突しないように分離出来ればメリット多そうです。
最近ではネット通販だけでなく、学習や相談サービスまでネット化が進んでますし、動画共有サイト等を通じて「同じコンテンツを観ながら感想や意見をコメントしていく」なんて「スポーツバーに野球ファンが集まって大型テレビを観ながら談話&応援」みたいなことまで可能になってます。
※本来は対面交流が一番良いですが、ニッチ特化&深化するほどに同じ嗜好の人が周囲にはいなくなるので無理
例えば異なる嗜好同士で意見の衝突が起きた場合、双方が相手を説得しようとしますが、それって無理なことです。自己否定して相手に従うか、相手を屈服させるかになるから。
2つの意見を同じ場所で共存させようとすると調整の手間や時間が凄くかかります(完全な調整は不可能だから妥協し易い)。
それに対して同じ嗜好同士でまとまっていれば、意見の衝突自体が起こりません(起こっても近似値なので穏便に融和し易い)。
共感する人同士だと寛容にもなりますし、相手の心情を把握することも出来ると思います。
そんな関係の人達が集まる場所というのはプラスの方向に進みがち。もし内部で不協和音を唱える人が出てきた場合でも、総意の元に隔離されていくので、内部結束はどんどん強まっていきそうです。
現在でもfacebookやソーシャルアカウント連携のネットサービス(通販含む)は増加してますから、今後は「学習・娯楽・情報・売買・交流」を行う場所が同じ嗜好の人同士で個別に構築運営されていくかもしれません。
※同じ嗜好で共有化されることで、販促やトラブル対策も効率的になっていきます
ネット普及&流通情報の拡大によって、同じ場所にいても嗜好がどんどん細分化していってるので、その解決策としてネットを通じた時間と距離を超越した場所が沢山生まれてくると思います。
そうなると商売も「すべての人に対応」する必要が無く「同じ嗜好の人達にだけ対応」するところは増えそうです。
※ニッチな事例だと、日本の牛骨ラーメン・つけ麺を好む人達の場所が出来て、そこにはネット経由で世界中の同じ嗜好の人達が1万人だけ集まるというのも出来ると思います(1万人の内、各国で100人ずつ参加とか→同じ地域には2~3人だけなので大半はネット交流)。
その場所で売買も交流も行われるので、密度が凄く濃いし、クチコミ共有も盛んになる。