2012年10月10日水曜日
市場がグローバル化していくほど、個人商売は深く狭くなった方が売れる
→地方を見ていてもコンビニや大手チェーンの小売店・飲食店が乱立してますが、これって「全国・世界的に客層のフラット化(嗜好の差が無くなる)」が起こっているんだと思います。
大手チェーンって「世界標準な内容(低価格・利便性)でスケールメリット訴求&知名度アップ」してますから、類似したものを売ってる個人店舗はどんどん厳しくなってる感じ。
※フラット化する理由はネットを通じて世界中の情報が流通して認知格差が減っているから
その大手チェーンにしても、以前は日本限定のチェーンがメインでしたが、今では海外チェーンが日本に進出してきて、より世界規模での展開が進んでいます(マクドナルドやイケアみたいに世界規模での仕入&販促)。
※コンビニや牛丼チェーンのように日本から海外へ進出してる事例もあります
割りとよくあるのが「地元資本の数店舗あるチェーンが都会チェーンのパチもん内容で運営してたら、都会チェーンが侵攻してきて一気に商圏を奪取し、地元チェーンは規模の経済で勝てないので閉店」という流れ。全国・世界チェーンが来るまでは地元チェーンでも商売になりますが、正面衝突してしまうと代替えされやすくなります。
このままいけば地方商圏って国内外の大手チェーン(ネット通販も含む)が大半になり、個人店舗ほど厳しいんじゃないかと思います。
ただネットによって情報伝達が広がってる分、地元商圏に依存せず、より広い商圏を対象にして商売していくことも可能になったので、地元ではニッチ過ぎて客層が少ない尖った商品・サービスをネット経由で売れる可能性も広がってます。
例えば地元商圏で「うどんメニューの多いお店」をしてれば「餡かけうどんorカレーうどん専門」としてネット通販等をするとか。
※もし全国チェーンの丸亀製麺等が出店するとフルラインナップでは勝てないので
★国内外の大手チェーンに代替えされない商品・サービスをネット経由で国内外に売っていく方が地元在住でも生き残る確率が高そうです(地元密着路線は老舗一番店以外はキツいから)
http://bit.ly/QQBKfX
>グローバル化の流れが進むこの時代において「フォーカス」が必要な理由を著者はある比喩を用いてわかりやすく説明している。
例えば、あなたが人口50人の町に住んでいるとしよう。そこにはどんな小売店があるだろうか。もちろん、何でも売っている「雑貨店」だ。
では、人口800万人のニューヨーク市ではどんな小売店があるだろう?もちろん、専門店だ。
専門化は、マーケットが大きくなればなるほど進んでいく。逆に小さくなればなるほど総合化が進む。だから世界がグローバル経済へ向かえば、企業はどんどん専門化せざるを得ない。
世界へうって出るには、FOCUSしなければならないのだ。
国内で「総合○○」で売ってきた企業ほど、海外進出時には何を売りにするのかFOCUSしなければならいないということだ。