2012年10月29日月曜日
仕事と生き方が連動してる人ほど労働時間や環境を超越した働き方になる
※海洋堂って「日常生活を重視して安定的な仕事を求める人」には超絶ブラック企業ですが、「自分が納得し、世界に通じる最高のものを自分が生きている間に創りたい人(生きた証を残す主義)」には最高の職場だと思います。
一般的な人達から見れば人生の浪費に見えていても、本人の体感価値は給与・雇用環境で得られる以上のものがある感じ。
またそれに引きつけられて同じ志向性の人材がどんどん集まってきてる。これって求人情報掲載では集められない人材だし。
それと思うのは「自分にはこれしか出来ない」という制限のある人ほど特定の人達の心を揺さぶる商品が作れるんじゃないかということ。
普通は「そこそこに」とか「そこまでやってもウケるか判んないし」とストッパーがかかるし、特定の人達の需要にシンクロする感度が低い。
http://bit.ly/Sobdmz
>スタジオで、宮脇さんが取り出したフィギュアが目の前に置かれたとき、心がざわざわと騒いだ。それは紛れもなく「純粋なアート」だった。
アートとただの商品の違いはカテゴリーにあるわけではない。立派に見える油絵にもゴミのような商品は多いし、芸術の域に達したフィギュアもある。
海洋堂の造形師たちが作るフィギュアは、厳密で、かつ抑制されている。極度の集中を驚異的に持続させることで、作品に精神性が刻まれるからだ。他のことはどうでもいい、ただし、この仕事を奪われたら生きていけない、そういった造形師たちの切実さが、海洋堂を唯一無二の会社にした。