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2012年11月10日土曜日

独立支援の出来ないオーナー店舗ほど意欲ある人材に敬遠されるジレンマ


独立してライバルになられるのが困るから邪魔することが多い気がします。

ただそのままでは"現場での意欲が低下し""怒って顧客持ったまま競合店に乗り換えする"なんてことも起こりそうです。

小規模店舗だと大手チェーンと比べて雇用待遇にも限界がありますし、普通は少人数だから分業化というよりもゼネラリストが多いのでお店ノウハウを習得しやすいと思います。
そうなると経験を積んで視野が広まり将来が見えたスタッフほど独立を考え易いです。

またオーナーが高齢化すれば"自分で指示して全部やらせる(又は自分で全部する)"ことが困難になるため、比較的基幹スタッフへの依存度が高まりますが、店舗はあくまでオーナー所有物なので「スタッフは責任多くても見返りは少ない」と感じることも多そうです。

オーナーに近い専門技能や運営力を持つスタッフがいて、オーナー自身は高齢になるほど経営主体で現場力が弱まるのが通例ですから、その時に「より高待遇を保証する」か「独立支援する」の二者択一になりそうです。

もし「待遇改善 or 独立支援」のどちらもせずに飼い殺しにするオーナー店舗が多いのであれば、そこで不満を持つ基幹スタッフに対して「効果的な独立支援サービス」を提供するとイノベーションが生まれそうです。

高齢化したオーナー店舗ほど、地元の繋がりと過去の栄光だけで先細りの商売をして顧客ニーズから離反しがちなので、その問題点を解決する新鮮な商品・サービスを提供出来れば新陳代謝が図れます。

現状のオーナー店舗も以前はどこかで働いてて、その時の不満を基点にして独立開業してることが多いでしょうから、当時の自分と同じ気持ちを基幹スタッフが持つことは想定してるんじゃないかとは思います。ただその時の対処法までは準備していないと将来的に厳しいですね。

ただもしかして"現状に不満を持つ"基幹スタッフ自体は少ないのだろうか?とも思いますが、、、


初めから割り切って基幹スタッフを持たず、主婦パートやフリーターで固めるオーナー店舗もありますが、それだとオーナーが高齢化した時は一代で終わりになる確率が非常に高そうです。

まあ子供に継がせるというのもありますが、基幹スタッフを育成出来ないオーナーであれば、子供に将来のビジョンを提示したり主体者として育成する能力は低そうです。

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