2012年11月25日日曜日
遠隔操作ロボットで作業スタッフの労働力のみをクラウド貿易
→介護ロボットの開発の応用で「遠隔操作で操作者とロボットを繋げて作業」出来ると衛生的で生産性も高いかもしれません。歩くのは無理ですが、ライン工程上で行う座った状態での作業には最適。
まるで「映画 アバター」みたいな感じですが、全面に設置したカメラで撮影した人物と同じ表情や動作が可能なので、プログラムも不要で直感的に操作が出来ます。
操作システム自体は映画で使われるモーションキャプチャー技術の延長なのですが、マイクロソフトのキネクト技術が出たことで一気に普及してます(元々ゲーム技術なので低価格で開発し易い)。
無菌状態の生産ラインに遠隔操作ロボットを設置して「遠隔地の作業スタッフが操作」すれば、三交代での作業も便利そうです。
外国人労働者の代わりに「新興国の作業スタッフが操作」したり、逆に「高度技能者を一箇所に集めて各国の製造工場に遠隔派遣」なんてことも実現するかもしれません。
遠隔操作だと滞在手続き&滞在費用等も不要なので人件費を低コスト化出来ると思います。
もし病院だったら「世界各国に遠隔操作ロボットが手術室にいて、日本から海外に出張せずに高度手術が現地で出来る」なんてことも起こりそう。
※googleが開発している「メガネ型コンピューターシステム」と遠隔操作システムを組み合わせると、まるで本人が現場で作業してるみたいに遠隔操作が出来るようになりそうです。
既に高度手術では試験的にしてたりしますが、もっとシステムがコストダウンしていくと「食品工場での食中毒問題(スタッフ経由での感染)」は最小化していく流れかも?
http://bit.ly/SjZhFh
>眼鏡にはレンズの代わりに透過型の小さなディスプレーがついてるが、ここに「現実の風景と重ねるように」
メールや地図、通知メッセージなどを映し出させる。また 【文字など打たなくても、声で指示を出せば】
テレビ電話・道案内のソフトウエアを呼び出せるし、写真やメモを取ったりもできる。
※キネクト技術を活用して個人開発も進んでいます。ネコ好きだったら遠隔操作で猫と遊べたりしますね。
いずれ「一家に一台、家事手伝いロボット」が発売されて、遠隔操作で在宅介護や家事代行位はしそうです(新興国のメイドさんが遠隔操作するので人件費が激安)。ルンバよりも高性能。
http://bit.ly/weNINw
>今回ご紹介するのはソフトウェアエンジニアTaylor VeltropさんのKinectハック実験映像です。彼が制作したのはKinectとWiiリモコンで遠隔操作が可能な人型ロボット。実験映像にはそのロボットを操作して猫をブラッシングする様子が収められています。
遠隔操作の介護ロボットで日本の介護問題も解決するかも?
外国人労働者の労働力のみをネット経由で輸入すれば低コスト。既に下記のように販促プロモーションもされてるから、後は量産化による低価格化次第。
2012年11月21日水曜日
遠隔操作ロボットが増えると全自動ロボット化よりも早い段階で雇用を効率化する
→遠隔操作で低賃金や安全な所から製造や作業部門のロボットを操作出来るようになると、今後メリットが増えそうです。
現場と操作ルームが分業化出来れば、24時間体制での操業も出来ますし、操作スタッフの効率化も出来るのでコストダウンも可能になります。全自動ロボット化よりも遠隔ロボット化の方が導入が早いかもしれません。
医療や高度製造だけでなく、クレーン等の重機操作も遠隔化出来れば、作業スタッフ不足と賃金上昇問題も減っていきます。
作業ロボットのレンタル会社が作業スタッフの遠隔派遣まで行えば、現場経営者は労務管理も不要で手間なし楽々。
ただし現場スタッフは単純労働者のみになるかもしれません。遠隔操作スタッフは高収入になりますが、現場は単純化が進むので雇用格差は拡大しそうです。
http://on-msn.com/Tfpd6D
>ダヴィンチは「内視鏡手術」の際に用いられる医療用ロボット。内視鏡手術は患者の腹部に小さな穴を数カ所開け、ファイバースコープや専用の手術器具を挿入し、モニターに映る体内の様子を見ながら行う。
この手術は難易度が高く、医師の経験と技術が問われるが、ダヴィンチは先端に内視鏡や手術器具がつき、人の手先よりも細かい動きができるため、患部以外の場所を傷つけることが少ないという。
2012年11月18日日曜日
3Dプリンターや産業用ロボットの進化によって製造工程の無人化は進む
▼あと数年もすると3Dプリンターが現状のインクジェットプリンター並にコストダウン&高品質化していき、数分で出力&素材カートリッジで希望の材質で出力が可能になっていくと思います。
家庭用までは時間がかかると思いますが、業務用であれば数億円規模だったものが数百万円規模になり、並列に並べて同時製造も可能になってます。
そうなると製造部門で働いていた人達は不要になっていきそうです。
現状だと中国等で大量生産して一気に輸入し、物流倉庫で保管して都度発送をしてますが、今後は各地に3Dプリンター工場を設置してオンデマンド生産&当日発送するなんてことも増えそうです。
その場合、倉庫業務や輸出入業務の雇用も減る予感(大量取引や物流のメリットが減るから)。
写真がデジタル化してネガや現像処理が不要になったり、印刷がデジタル化されて製版や写植部門が縮小したようなことが今後色んな分野で起こるかもしれません。
日本は少子高齢化が進んでますが、労働力不足になるよりも「製造部門等の雇用が激減」して失業者だらけになる方が早そうです。
3Dプリンターのように「コンパクトな形状で部品・完成品が彩色済みで出力される装置」が主婦パートの時給以下でリース契約出来たら雇用自体が割高になりますし。
将来的なことを考えると、機械化されない分野で働くor転職しておかないと数年でいきなりリストラor雇用待遇悪化するリスクは高まりそうです。
http://bit.ly/SUcR3r
>デジタル製造工場の例として、米テスラモーターズのロボット工場が紹介されていますが、その内容は圧巻の一言。
・軽量な多関節アームのついた多目的型六軸ロボット
・プログラムを変えれば、数分とかからず異なる作業に移ることができる
・さまざまな種類のアームヘッドの持ち替えも自動でおこなわれる
・汎用デジタル工作装置を使って、必要なパーツの大部分を内製する
機械を動かすのがコンピュータなら、ひとつひとつ違う商品を作っても、コストは変わらない。
そしてこの工場は、工場そのものがコンピュータであり、プログラムで作るものを変えられるため、一台一台違う車を作ることもできるそうです。
工場といえば、同じものを大量に製造しているイメージでしたが、ロボティクス&コンピュータ制御によって「何でも作れる」「一個ずつでも作れる」ようになるんですね・・・。
2012年11月17日土曜日
大手飲食チェーンによる店舗作業の効率化はどこまで進むのか?
→一般的に大手飲食チェーンはセントラルキッチン(一箇所で集中調理して各店舗向けに配送を行う)がある分、店舗調理は簡易化されています。
そのため各店舗に専門技能者を置く必要が無く、主婦パートや学生アルバイトを多用して人件費軽減することが出来、またタブレット端末による注文やレジの効率化も進んでいるので、店長自体に運営のことを考える必要が減っているためパートで済むようにもなっています。
店舗調理に関しても専門機械の進化によって「ワンタッチで調理が出来る体制」も進んでいるので、店舗スタッフの教育に関しても以前と比べれば格段に簡易化されつつあります。
このまま進んでいけば、店舗スタッフは専門技能も経営能力も不要になっていくので、熟練技能者や正社員である必然性は無くなりますね。
本部的にはコストダウンとコントロールしやすくなるのでメリット多いですが、現場スタッフは代替えされ易くなるので厳しいかもしれません。
今までだと「店舗でスキルを獲得して独立する」なんてこともありましたが、そのスキル自体が減っていけば、働く人の独立のチャンスも無くなりそうです。もし独立志向の人だと個人店舗で働く方が総合的なスキルが得られるかも?
2012年11月16日金曜日
大手チェーンと差異化するにはカウンター店舗での対面コミュニティが最適
→大手チェーンの飲食店は「モノとしての飲食」を追求してますが、そこに対して同じ路線で勝負しても差異化は難しいと思います。
一応「ブランド食材を使って高めの飲食を提供」する手段もありますが、良いものであるほど割高な度合いが増えるので、来店頻度や対象客層が限定され、商圏人口が多い地域以外では客数が少なく運営が厳しそうです。
それ以外の打開策を考えていくと、個人店舗ではカウンター店舗が一番優位性を訴求しやすいですね。
カウンター店舗だと席数12席前後になりますから、対面での接客や調理提供も迅速に出来ます。席数の多い店舗と比べて収容人数が少ないですが、店舗稼働率を考えれば「平日はガラガラで週末だけ一杯になる中規模店舗」よりは効率を高めることが出来ます。
対面であれば料飲提供する際も顧客と話をすることが出来ますから、意見を聞いたりリピーター化も促進されます。
大手チェーンほど「顧客はモノとの接点しかない」ですから、カウンター店舗を活かして「顧客との接点を強化」すれば、異なる土俵での展開が出来ます。
またカウンター店舗の利点として「顧客同士が交流しやすい」というメリットがあります。
大型店舗だと「知り合いと一緒に来店する」ということが多いですが、それと違う分野として「お店に行けば常連さんと交流出来る」というのを売りにしてもいいと思います。
その場合、お店側は顧客同士の交流をサポートするようにすれば、店舗を交流起点として来店頻度を高めていくことにも繋がります。
大手チェーンが商品や利便性を得意とするのであれば、個人店舗は対面接客や店舗起点での交流を訴求していく方が差異化になりそうです。
ラベル:
コミュニティ消費,
ニッチ特化,
モノ訴求よりもヒト訴求
2012年11月15日木曜日
グローバル化で競合が増える業界ほど防波堤型企業に依存する人は脆弱
→業界にもよりますが、新興勢力や外資系が攻めこんでくる分野だと、保守的な企業ほど客層を奪取されやすいと思います。
その場合、保守的な企業で働くスタッフは「安定安心志向」が強いため、打開策を自分から提案&実行することはあまりなく、最終的にはリストラや雇用待遇悪化になっていきます。
目先の利く人ほど先に独立したり挑戦的な会社へ転職していくのですが、そっちの方が将来的に考えれば優位性が高いですね。
従来型の雇用だと「終身雇用や定期昇給」が前提でしたが、それは日本自体が経済成長していくことで実現されていたと思います。
既にその前提が終わり、衰退期に入っている中では「安定安心」というもの自体が依存すると危険なものになってしまいそうです。
※安定安心を雇用メリットにする企業ほどヤバい
これから生き残っていけるのは「安定安心」よりも「革新挑戦」を他者よりも先に選択していくことみたいですね。
http://diamond.jp/articles/-/27858
>少なくとも、戦後から現在にかけて日本人が求めているのは、「良い大学に入って安心」「良い会社に入って安心」「良い人と結婚して安心」など、「あるところに籍を置けば、とりあえずその後は安心できる」という人生である。それはつまり、籍を置くことは、堤防の内側に入ることであり、後は堤防の外のことを考えずに、安心していられる人生を求めることである。
>堤防の中で安心に浸ることのできる人々の行動規範は、「堤防の外に投げ出されないこと」に尽きる。
>会社をクビにならないように、大学は成績最低でも卒業はできるように、家庭内離婚でも表向きは結婚を続けていられるように、「ミスをしない」ことが最も重要となり、リスクを承知でチャレンジするような行動が否定されがちになる。
2012年11月14日水曜日
終身雇用の崩壊と非正規雇用が常態化した社会では自分ブランドを持つことがリスクヘッジになる
→大手チェーンやオーナー店舗の場合、現場で働くスタッフは単純労働&非正規雇用化が進んでいます。
経営者視点で考えれば「誰でも出来る業務にしておかないと人件費アップや代替え人材不足になるリスク」が高いので当然なのですが、実際に現場で働くスタッフから見れば将来に対しての不安感が高まるばかりです。
海外では日本の寿司メニューを機械化することで「人件費を抑えて食材コストをアップ」して商品価値を高めていますが、同じ事は日本でも起きてると思います。来店客にとって「商品のコスパが高ければスタッフはだれでもいい」状況が進めば、お店自身は繁盛しますが、そこで働くスタッフの存在価値はどんどん低下していきます。
かといって現場でズルズルと定番業務を行うのみでは"対外的にも有効な"スキルアップと存在価値の向上は出来ません。
また単一店舗でスタッフとして働くだけでは「店舗売上ダウンによる雇用待遇悪化」は避けられませんが、もしそうなっても収入源を一箇所に依存してる場合は言う通りにするしかありません。
そのような状況に対しての打開策としては「既存スキルを活かして対外的にも価値ある自分ブランドの商品・サービスを持つ」ことが重要だと思います。
今はネット等を活用すれば"自分ブランドの商品・サービス"のプロモーションは低コストで出来ますし、既存店舗以外の販路を確保すれば副業的に販売することが出来ます。
いきなり独立したり転職するのはリスクが高いですが、副業的な部分からスタートすれば、試行錯誤しながら段階的にステップアップしていくことにも繋がります。
「自分ブランドの商品・サービス」を持っていれば、副業又は独立を行うことも出来るので、既存店舗スタッフとしての収入減少があっても他の収入源をアップさせることが可能です。選択肢があるというのは精神的な余裕にも繋がりますよね。
※自分の業務が機械化や代替えされるかどうかは常にチェックした方が無難です
http://bit.ly/TtiYbn
>簡単な仕事というのは比較的将来性の無い仕事です。
まず、「誰にでも出来る」「直ぐに出来るようになる」ということは、取り換えが容易なことと同意です。正社員ならまだしも、バイトやパート、短期工なら多少の習熟度に目をつぶり、より安価な労働力に置き換えることはもはや定番となっています。
>この安い人材力の置き換えの次には、そういう仕事を集約して「機械化」を目指す動きが始まります。ある程度の集約がされなければ人がやったほうが安上がりな場合もありますが、この数十年の動きを見ていれば確実にこれがやってきます。流れ作業には必ずロボットが介在し多少なりとも自動化されています。
その後、完全自動化されてもおかしくありません。その時リストラされないのは、自動化をしている人か、もしくは自動化されたものを維持、管理する人だけです。
>これは恐ろしいことに職人の世界にも当てはまります。少なくとも1970年代に寿司ロボットが開発された際、回転寿司チェーンとともにここまで普及するとは誰が想像できたでしょうか。少なくとも我が家が外食で寿司を食べる際、9割程度はロボットが握る寿司を食べています。安いから。
登録:
投稿 (Atom)